こんにちは、Reeです😊
今日は調剤事務に興味がある方向けに書いてみました。
タイトルにもあるように、
「未経験でも調剤事務はできるのか?」ということですが、
結論としては「できる」です。
私は医療事務を1ヵ月という短期で辞めた黒歴史があります(笑)
その時の記事はこちら(笑)
あの時は地獄でしたが、今となっては良い思い出です😂
医療事務を辞めた後は調剤事務に挑戦し、4年間勤めました。
どうしても未経験だと、憧れが先行してしまうこともありますよね。
しかし実際に行動してみて言えることは、
"憧れと仕事内容のギャップは出来る限り少ない方が良い“と思っています。
やってみないとなかなか想像しづらい所もあると思いますが、
入社してみて"なんか違うかも💧"
というミスマッチはできるだけ無くしたいですよね😅
私は実際ミスマッチを感じた人間でした(笑)
そこで今回は未経験で調剤事務を考えている方のために
「調剤事務の仕事内容や薬局の選び方」
について就業前に紹介できたらと思いました。
今回は前編として仕事内容について書いてみましたので
参考にしていただいたら嬉しいです。
(※長くなるので薬局の選び方についてはまた後日書きますね)
調剤事務の仕事内容とは?
簡単に説明すると、調剤事務の仕事は大まかに分けて、
受付、レセコン業務、レセプト(保険)請求になります。
これはほとんどの薬局で事務がやってると思われます。
でもその3つだけではなく、他にも色々な仕事があります。
これは薬局ごとにやる所とやらない所も誤差はあるかもしれませんが、
こういうことも仕事としてある、という前提でお話します💡
受付
病院から流れてきた患者さんの保険証とお薬手帳をお預かりします。
薬局の顔ですので明るい対応は必須です。
ここで処方箋にも軽く目を通します。
処方箋の期限は切れていないか、
子どもの場合で粉薬の場合は体重を確認したり
生保の方は保険証をお持ちでないので保険証の提出は必要ない事など。
子どもや一人親、障害をお持ちの方は医療証も持っています。
それぞれの患者さんによって提出物が変わってくるので確認が大事になる所です。
最初は慣れないかもしれませんが、回数を繰り返せば大丈夫です👍
レセコン
レセコンは事務必須の業務となるでしょう。
レセコンとはPC上で処方箋の入力、金額の計算になります。
なのでパソコンの入力は必須になります。
今は金額の計算も自動ですし、
QRコードで処方箋を読み込むものが多いです。
ただ、自動だからといって何もしないわけではありません。
ちゃんとした入力をするには薬や点数、加算等の知識が必要になります。
また、たまにORコードがなかったり、手書きの処方箋の時もあるので、
その場合は手入力することになります。
最初はこのレセコン入力に慣れるのが大変かもしれません。
(ちゃんと覚えようとする気持ちがあれば誰でも慣れます👍)
またレセコン入力は正確性とスピードが重要になってきます。
レセコン入力が終わらないと薬剤師は患者さんに薬を渡す準備ができません。
特に患者さんが込み合う時は、本当にスピードと周りの状況を把握することが求められます。
忙しい時に上手く回してる時限定ですが、私は楽しかったです😂
"回してる感"がたまりませんでした(変態ですかね…)
保険請求(レセプト請求)
保険請求はレセプト請求と呼ばれますが、これは月1回です。
医療費は10割のうち保険証があることで3割だったり、2割、1割になります。
薬局はその差額の7割、8割、9割である部分を保険者に請求する必要があります。
これは会社の収益にも繋がる大事な業務になります。
請求はオンラインで行えるので以前に比べて少し楽になりました。
正しい請求をするには日々の入力が大事になってきます。
間違っている部分があると、エラーメッセージが出たりするんです。
毎月こんな請求業務があるんだ、という認識で大丈夫です👍
ちなみに私はこのレセプト請求が苦手でした( ̄▽ ̄;)
というか、多分皆あんまり好きではないかもですが(笑)
月1だから覚えるのに時間がかかるし、毎回緊張してましたね💦
原因追及が好きな方や、熟考することが好きな方は向いてるかもしれません💡
裏打ちチェック
裏打ちチェックとは、
処方が終わった方の処方箋の裏に自分が入力したものを印刷して、
それが合っているかチェックする作業です。
病院から発行された処方箋の原本と、氏名、カタカナ、負担割が合ってるか。
薬の内容、用法(朝食後とか内服であるかとか)、錠数、日数が合ってるか、
細かい部分を1枚1枚もくもくと確認して行く作業です。
チェックをしていて間違いが分かると、
「あぁ~、金額が変わるから患者さんに電話しないと😭」
ということもあるので、大事にな確認作業になります。
(…とは言え、誰でもやっちゃいます😂)
ピッキング
ピッキングは薬局によっては事務がしない所もあるようですが、
私が勤めてた薬局では事務も普通にやってました。
ピッキングとは薬を集める作業です。
上記写真のように、
薬局の奥にある調剤室には薬の棚がばぁーっと並んでいます。
これは棚だけじゃなくて引き出しにもびっしりと詰まっています。
まずは全て横文字である薬の名前を覚えないといけません。
これは私も最初覚えるのにすごく苦労しましたが、誰でも最初はそうです。
慣れればすいすいと取れるようになります。
忙しい時はこのピッキング作業もスピードが大事になります。
一包化
一包化も薬局によって事務はやらない所があるかもしれません。
一包化というのは薬を機械で袋に梱包する作業です。
↓このような袋詰めを見たことはありますよね💊
それはこのような機会に一つずつ薬を入れて作っています。
(よく出る薬は設定して自動でカセットから落ちてくる)
外来の患者さんでも特にお年寄りは一包化を希望される方が多いです。
また店舗によっては施設(特養など)の一包化もあります。
基本的には黙々と作業する仕事になります。
出来上がった一包化は薬剤師が監査します。
患者さんが取りに来る前に準備しておく計画性が大事です。
薬の分譲
分譲とは、薬局同士での薬の売買、のようなものです。
もし患者さんが持ってきた処方箋の一部の薬がない時、
他の薬局に掛け合って薬をもらいに(購入しに)行ったりします。
逆もしかりで、他の薬局さんが自分の薬局に買いに来ることもあります。
正直薬がない時は、「あぁ~…💧」となってしまいますね😂
(忙しい時は特に💦)
新たに発注してもいいのですが、
1つだけでいいのに10個単位でしか注文できないとなると在庫過多になります。
これを避けるために、その1つをもらいに他の薬局に車を走らせることがあります。
自宅から近い薬局まで行った時は、
あぁ~このまま帰りたいと思ったこともありました(笑)
その他
その他にも
・電話応対
・新患登録
・毎日のレジ締め
・小口現金管理(交代で銀行に入金にも行ってました)
・調剤券の請求(生保の方の生保登録みたいなもの)
・在庫管理
・デッドストック管理(期限が短くなった薬の管理)
・請求書発行
などなど、薬局ごとに色々あると思います。
まとめ
私がいた薬局は事務が3人だったので
色んなことをオールマイティにこなす力が身に付きました。
これは分業化されている大きな会社では経験できないことです。
これから調剤事務の仕事を検討されている方は
上記の仕事内容を確認しておくことに越したことはないと思います💡
仕事内容を求人票などで何となくでも把握することはできても、
未経験の仕事はなかなか把握しづらいですよね💦
「興味があってとりあえずやってみたけれど、
実際は自分のやりたいことと違った」となると後で労力を使います。
皆さんにはそんな風になってほしくない…!という思いで書きました。
調剤事務の仕事を否定しているわけではありません。
具体的にこういう仕事なんだと分かった上で、
「私には合ってるかも、やってみたい」と思われたのであれば
あとは迷わず受けてみるのみです✨
未経験でもやる気さえあれば調剤事務の仕事はできます。
経験が一度身につけば、
後々自宅近くの薬局で勤務なども可能になると思います🏠
薬局はコンビニより多いと言われているので、
近い範囲で就職先が探しやすい職種の一つかもしれません。
次回は"薬局の選び方"という点で、私個人的な視点からですが
お伝えできたらと思います💊
ここまで長らく読んで頂きありがとうございました😃💕